子どもが成長するにつれ、「学習・勉強方法をどうするかといった悩み」が出てきます。
- 塾に行く
- 通信教育
- 親が直接教える
- 子どもの自学自習にまかせる
などが考えられますが、それぞれ一長一短、また費用の問題もあり、選ぶのが難しいですよね。
その中で選択肢に上がってくるのが、通信教育。特に有名なのが、赤ペン先生でお馴染みの「進研ゼミ チャレンジ」です。
公式:進研ゼミ 中学講座
私の息子は現在中学一年生。小学三年生の頃に「進研ゼミ 小学講座」をはじめ、現在も引き続き「進研ゼミ 中学講座」を受講。小学生~中学生の期間で4年間、進研ゼミを続けており、今も楽しく進研ゼミで学習しています。
しかしその親である私。実はかれこれ数十年前に、進研ゼミを挫折したことが。果たしてその違いはどこにあるのか?
そんな進研ゼミのメリット・デメリットや学習方法・継続のコツを、息子へのインタビューも混じえてまとめてみました。
子どもの現在の学習方法と成績
「進研ゼミ チャレンジ」の詳細の前に、現在の息子の学習方法や成績などについて、ざっくりと。
現在の成績
小学校・中学校ともごく普通の公立校に通っています。中学1年生の現在、学校の成績は上の中~上の下。かろうじて上位グループの中にいます。
私立のいい学校に比べると、必ずしも突出した学力を持っているわけではありませんが、今のところ頑張って上位に食い込んでいる、という感じです。
ちなみに好きな科目は社会、苦手な科目は理科だそうです。
学習方法
学校の勉強・宿題「以外」の学習方法は、進研ゼミの受講と、週に一回の英語教室です。塾へは行っていません。
進研ゼミには、紙のテキストで学習する「オリジナル スタイル」と、タブレットを併用する「ハイブリッド スタイル」がありますが、オリジナル スタイルで学習をしています。
タブレットを使っていないのには、特に理由はありません。続けていれば、そのうち使うかもしれません。
進研ゼミで基本5教科(国・数・英・社・理)の学習をして、試験前のみ、進研ゼミの試験対策でその他の教科の勉強をしています。
一日の学習時間
中学に入ってからは運動部に所属しているので、学習時間はそれほど多くありません。
一日の中で勉強に使う時間は、45分~1時間ほど。土日は1~2時間ぐらいです。試験前には、これがだいたい1.5~2倍ぐらいになる感じ。
学習の内容は、学校の宿題と進研ゼミの課題のみ。今のところ、他の参考書やテキストは使っていません。
友達の勉強方法は?
参考情報として、同級生たちの勉強方法など。
息子の近しい友達のうち、塾に通っている子は2人、進研ゼミだけで学習している子は2人、ということを聞きました。
また同級生の成績上位者は、割合は不明ですが、みな塾か進研ゼミのどちらかで学習をしているようです。
進研ゼミの特徴・メリット・デメリット
進研ゼミの学習について、メリット・デメリット・その他特徴などを、実際に受講している息子に聞いてまとめてみました。
進研ゼミに入った時期・きっかけ
小学三年生の途中から、進研ゼミ小学講座の受講をはじめました。
ベネッセからDMが来ていたのですが、その中で進研ゼミの付録でどうしても欲しいものがあったようです。ありがちなきっかけですね(笑)。
それで試しにやってみようか、という話になり、小学講座に入会。中学に入ってからも進研ゼミ中学講座を継続しています。
進研ゼミのメリット
息子本人が感じている進研ゼミの良いところは、
- 学校の勉強の予習・復習ができること
- 授業でわからなかった部分が、進研ゼミのテキストで理解できること
とのことです。
特に二つ目が重要。学校の先生の中には正直、授業がわかりにくい人がいるのですが、そのわからなかった部分が進研ゼミの説明で理解できた、ということが何度もあるそうです。
これは親としても「進研ゼミをやっておいて良かった」と素直に思える部分です。
また一定期間内に赤ペン先生に学習成果を提出すると、プレゼントがもらえるのが嬉しい、とのことでした。わかりやすいな(笑)。
進研ゼミのデメリット
一方、進研ゼミのデメリットについて。今のところ、悪い点や不満を進研ゼミに感じていることは無いそうです。今までにやめたいと思ったことも無いそうです。
「他にやりたい勉強方法はあるか?」と聞いてみましたが、今は進研ゼミの勉強方法が自分には合っている、とのことでした。
息子自身は特に不満はないようですが、一つだけ親の目から気になる点を挙げるとすれば、不要な付録が付く場合がある、ということでしょうか。
「いる・いらない」は個人の主観なのですが、あまり物を増やしたくないという人にはデメリットかもしれません。もちろんそれらの付録を子どもが楽しめているならば、全く問題の無い話です。
進研ゼミの効果
「進研ゼミでどんな学習効果を感じているか?」との質問には、
- 予習をして授業に臨める
- 復習がテストに役に立つ
という答えでした。わかりやすいテキストを学習に役立てることができる、という点が大きいようです。
実際にテキストをいくつか見せてもらいましたが、読みやすい・理解しやすいつくりだと感じました。
進研ゼミを続けたいか?
「この先も進研ゼミを続けたいか?」と聞くと、「続けたい」という回答でした。
中学生になって、学習の質が小学生時とだいぶ変化しています。現在は安定して勉強ができていますが、二年生・三年生となるにつれ、より高度な学習になっていくでしょう。
進研ゼミは基礎学習的な部分に重きを置いていると印象なので、この先より高度な学習方法を選ぶ必要が出てくるかもしれません。
ただ現在は、進研ゼミの教材で安定した学習が出来ているようです。親としてもしばらくは、この状態を維持したいと考えています。
勉強以外で好きなところ
「勉強以外で進研ゼミの好きなところはある?」と聞いたところ、「『MyStyle』が好き」との答えが。
MyStyleとは、
こういう付録の冊子です。この号の表紙イラストはカトウアカツキさん。プロのイラストレーターさんで、クオリティ高いです。
内容は楽しい中学生活の送り方とか、集中力アップのコツとか、連載小説とか、お笑いコーナーとか、学生たちが楽しめる内容。
これね、ホントに毎回、一生懸命読んでるんですよ。もともと文章を読むのが好き、というのはあるんですが、よっぽどおもしろいんでしょうね。生活に役立ててくれるのならば何よりです。
進研ゼミによる自学自習を続けるコツ
現在の息子の学習スタイルは、ご飯を食べて軽くゲームをしたあと、自分で時間を決めて机に向かい、学校の宿題と進研ゼミのテキストをする、という感じ。「自然に机に向かう習慣」がつき、毎日の学習時間が安定するようになりました。
これは「教材が自学自習を促すわかりやすいスタイルである」という進研ゼミの特徴に加えて、「進研ゼミの進捗を親が都度、(ゆるやかに)確認していたから」が影響していると思います。
どんなに教材が優れていたとしても、ほったらかしでスムーズにできる子どもは少ないですよね。
でも軽く学習を促したり、本人が進研ゼミの効果をどのように感じているか、などを確認するうちに自然とペース・リズムを掴めるようになり、今のスタイルが出来上がりました。
ほったらかすでもなく、付きすぎるでもなく、適度な距離感で自学自習の形を作り上げてきて、進研ゼミがそこにピッタリはまった、という感じ。
これから塾ではなく、進研ゼミまたはその他の通信教育を始めることを考えているという方は、いかにして自学自習のペースを作り上げるか、に重点を置くと良いでしょう。勉強習慣ができると、のちのちの学習が絶対に楽になるはずです。
なお小学校低学年のうちは、文章を読む習慣をつけるのがオススメ。文章を読むことが好きになると、自然とテキストにも向き合えるようになります。
まとめ
以上、実際に小学校・中学校と続けている子どもに聞いてみた、進研ゼミのあれこれ、でした。
これらを踏まえて進研ゼミに意味・効果があるか?と聞かれれば、「ある」と答えます。ただ体験から、大事なのは家庭で学習体制を作っていくことと考えます。
自学自習の習慣を付けておくと、子ども自身にとってのちのちの勉強が楽になるはず。通信教育の上手な利用と家族のサポート。両者がマッチすると、子どもが楽しく勉強できるようになるでしょう。
進研ゼミでは無料の資料請求や体験教材も用意されているので、公式サイトをご覧になってみてください。
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