書店でたまたま見かけたこちらのムック。
コアマガジン社から発売されている「電子ゲームなつかしブック」です。
手にとってパラパラとめくってみると…、うわっ懐かしい!こんな電子ゲームあったね!というものばかり。
2016年現在は懐かしのファミコンソフト30本を収録した「ファミコンミニ」が話題です。
が、「電子ゲーム」と言えばかつてのファミコン発売以前のもの。
当時のチビッコたちはこぞって電子ゲームをピコピコ。
誕生日やクリスマスプレゼントに欲しい電子ゲームを選ぶために、当時の雑誌を目を皿のようにして眺めていたことを思い出します。
そんなことを思い出しているとあら不思議、この本を持ってレジにならんでいました。
というわけで「電子ゲームなつかしブック」をのぞいてみます。
目次
「電子ゲームなつかしブック」の目次。
- 電子ゲームがある風景
- 第一章 なつかしのLSIゲーム
- 第二章 なつかしのLCDゲーム
- 第三章 なつかしのVIDEOゲーム
- 番外編 平成の世に現れた電子ゲーム
- 電子ゲームヒストリー
- なつかし電子ゲーム紹介100(1)
- 電子ゲーム雑学(1)ボタン電池
- 任天堂博士・山崎功氏インタビュー
- 電子ゲームあるある
- なつかし電子ゲーム紹介100(2)
- アーケードから移植された名作電子ゲーム
- インデックス
- 電子ゲーム雑学(2)電子ゲームな時代
- ファミコン&ゲームボーイ珠玉のソフト50
- 海外のちょっと変わったおもしろ電子ゲーム
- BEEP秋葉原に行ってきた!
以上が収録内容。
電子ゲームを大きくフィーチャーしているのは第一章から第三章。
集積回路を搭載していたLSIゲーム、液晶画面を取り入れたLCDゲーム、そしてテレビに繋いで遊ぶタイプのVIDEOゲームが紹介されています。
なつかしすぎる電子ゲームの数々
コアマガジン社「電子ゲームなつかしブック」P032・033より
誌面はこんな感じ。こちらは「第二章 なつかしのLCDゲーム」の1部。
右側に「マリオブラザーズ マルチスクリーン・横」が写ってるんですが、これこれ!これ持ってたんですよ。
パカッと本体を開いたら液晶画面が二面。左右のボタンを操作してマリオとルイージを上下に動かし、ベルトコンベアーの荷物を落とさないようにトラックに積み込んでいく。
懐かしい!飽きずにやってましたね!飽きたけど(笑)。
でも流行っていたのは左の「ゲームウォッチ」タイプに較べ、「二画面」にリッチさを感じていたのを覚えています。
他に誌面にて紹介されている懐かしのゲームをいくつか。
これはLSIゲームの方。「FL モビルスーツガンダム」。1982年発売で当時価格8500円!スティックが右側にあるのは珍しいですね。雑誌の紹介写真を眺めるだけに終わった憧れのゲーム。
「オイルパニック」。私が持っていたマリオブラザーズの縦開きタイプ。これは持っている子が多かった。マルチスクリーン第一作とのことでインパクトがありましたね。
任天堂が続きます。これは「マリオズボンアウェイ パノラマスクリーン」。マリオのズボンじゃなくてマリオ’s Bombね。筐体をパカッと開いて、鏡に写った部分でゲームをするという変わり種。カラフルさに驚きました。
バンダイの「大脱走」。なんと電池がソーラーパネルになりました。
エポック社の「モンスターパニック」。1982年発売で当時価格4980円。液晶したの4つのボタンが特徴的。妻はこれ持ってたそうです。結構はやりましたよね。
変わり種電子ゲーム
その他、「電子ゲームなつかしブック」で知ったor思い出した変わり種・レアな電子ゲームなど。
・3Dコスモルマン
双眼鏡型のLSIゲーム。覗き込んでプレイするレースゲームです。こんなのあったような気がする。
・ZELDAマルチスクリーン
上でも紹介した任天堂のマルチスクリーンタイプの「ゼルダの伝説」。そんなの知らん!と思ったら海外発売だったそうで。やりてぇ~。
・ドンキーコングホッケー マイクロVSシステム
ゲーム&ウォッチ国内最後のシリーズで、特筆すべきは有線式コントローラーが2つ付いてること。これは知らんわ。ファミコン以後の発売(1984年)ということで目立たなかったんでしょうか。
・スーパーマリオブラザーズ クリスタルスクリーン
海外発売の製品。液晶が透けて背面が見えるというのが画期的かつ美しい。ヤフオク見たら結構な値段で出品されてますね。
・ゲーム電卓3 ボクシングゲーム
カシオ製。いたって普通のデザインの電卓の液晶部分でボクシングができるという変わり種。これもうっすら記憶あり。
懐かしのレトロゲーム
本書では携帯型の電子ゲーム以外にもファミコンやゲームボーイ、そしてテレビにつないで遊ぶレトロハードを紹介しています。
ブロック崩し(任天堂)、ぴゅう太(トミー)、アルカディア(バンダイ)、スーパーカセットビジョン(エポック社)などなど。
ファミコンとの競合に敗れて消え去っていったハードも多数あるのでしょう。「テレビで遊ぶゲーム」の黎明を感じます。
電子ゲームの思い出
私の個人的な電子ゲームの思い出を一つ。
小学生の頃、久しぶりに会った親戚のお兄ちゃんに電子ゲームをもらいました。
喜びいさんで帰りの電車で遊びまくっていたのですが、そのゲームを電車内に置き忘れてしまいました…。
親にはめちゃくちゃ怒られましたね(泣)。結局お兄ちゃんには報告できず。
たった一瞬しか遊べなかった新品のゲーム。しかしそれより何より、お兄ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。今ここで懺悔します。ごめんね。
まとめ
最後話が少しそれてしまいました。
この「電子ゲームなつかしブック」。なつかしさと共に新しい発見もたくさん。ゲーム好きならば眺めているだけで楽しめるんじゃないでしょうか。
意外と今でも中古で手に入る電子ゲームもあるので、本書片手にショップめぐりもいかが。
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