怒り・モヤモヤの解消は「メモ書き」で-「ゼロ秒思考」より

ダイヤモンド社より出版されている赤羽雄二氏の著書、「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」を読みました。

本書は「A4の用紙にメモ1件1ページを1分でさっと書き、それを毎日10ページ書くことで『考える力』を鍛える」という趣旨の本。

コンサルティング・ファームのマッキンゼーで14年間経営に携わった著者が、年齢・性別・学歴・職業・国籍に関わらず、「心を整理し、考えをまとめ深める方法」として、メモ書きの利点・効能、およびその具体的な方法を紹介。

そして「考える力」を鍛えることで、瞬時に物事を判断するための「ゼロ秒思考」を目指す、という内容です。

「メモ書き」といっても適当な方法ではなく、著者は自身の長年の経験から辿り着いたフォーマットを推奨します。

紙はA4横置き、1件につき1枚、1枚に4~6行、書く時間は1分以内、など。

その手順や理由を記すのが本論ではないので、詳しくは書籍で確認いただきたいのですが、「思考を深める」という主目的以外に「これは」と思ったことがひとつ。

それは「腹がたった時、気分が悪い時にその理由をメモに書き出すと楽になる」ということです。

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怒り・もやもやする時にもメモ書きを

本書P70「メモを書くと、腹が立たなくなる」より。

例えばあなたが、会社の「Aさん」によく罵倒されるとします。

それについて怒りがおさまらない時、まず「Aさんはなぜいつも自分を罵倒するのか」というタイトルで、メモ書きを作ります(「Aさん」には実名を入れます)。

そしてさらに、「どういう気持で私を罵倒するのか」「Aさんは誰を罵倒し、誰を罵倒しないのか」「罵倒した後、Aさんはどのように感じているのか」などといった項目で、15個ぐらいのメモを一気に書き上げます。

するとメモ書きを終えた頃には気分が落ち着き、と同時に、最初は見えなかった自分の落ち度も客観的に見えてくる。

書く前より冷静になり、相手への接し方も劇的に変わる。

メモを書くと腹が立たなくなるのは、吐き出したものをしっかり見ることができるから、また自分の落ち度・引け目・劣等感に気づくことができるから、と著者。

腹が立つのは、多くの場合相手が何か悪いこと、こちらにとって嫌なことをするからではあるが、こちらがそれを受け流せない状況でもあるからなのだ。メモ書きはそれを大幅に改善する。(本書P74より)

相手のことだけではなく、自分のことも見なおすことで、腹の立つ状況を客観視し、冷静に考える。

すると怒り・モヤモヤがおさまってくる。

アウトプットで思考を前向きに

生きていれば腹の立つこと、モヤモヤすること、いっぱいあります。

そして怒りを内に溜め込んでばかりいると、いつまでも鬱憤が晴れず、思考が前向きになれません。

そんな時は、頭の中で怒りについて堂々巡りの思考を繰り返すよりも、一度アウトプットした方が冷静に考えることができ、事象も改善するかもしれません。

なお、メモ書きは相手の目に触れないように注意!です。

最後に、本書はあくまでも思考を鍛えるための「メモ書き」に関する書籍であり、怒り・モヤモヤを解消するための本ではありません。

上記内容が書かれているのは本書のほんの一部分ですが、興味深い内容だったので取り上げさせていただきました。本論もおもしろいので、興味を持ったら読んでみてください。

●耳で聴くビジネス・リラックス・エンターテインメント。

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