なつかしのゲームブック。ページをめくるという冒険

学生時分、「ゲームブック」にはまっていた時期がありました。

ご存知ですか?ゲームブック。

各パラグラフ(段落)に数百程度の数字が振り分けられていて、読む人間の選択によってストーリーが変化する。

例えば


通路を進むと宝箱があった!さてどうしよう?

  • ラッキー!すぐあける→35へ
  • 罠かもしれない。無視する→254へ

とか、


敵があらわれた!戦闘を開始せよ。

  • 勝ったら→269へ
  • 負けたら→74へ

のように、読者の選択肢や戦闘の結果によって物語が変わります。

ゲームなので、もちろんゲームオーバーもあり。ゲームのおもしろさを書籍で再現した、「遊べる小説」のようなものです。

で、先日ふと本棚の奥を見たら、かれこれン十年前に遊んだゲームブックが出てきました。

なかなか年代物となっている、懐かしのゲームブック達。ちょっとジャンルに偏りがありますが、せっかくなので手持ちの本をご紹介。内容はうろ覚えな部分もありますがご容赦を。

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「機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星」(勁文社)

今はなき出版社「ケイブンシャ(勁文社)」の「アドベンチャーヒーローブックス」より、「機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星」です。

初心者にもとっつきやすい難易度の「アドベンチャーヒーローブックス」。当時、アニメやテレビゲームのゲームブックといえば、このシリーズでした。

手元にはありませんが、ナムコ「ドルアーガの塔」、ハドソン「チャレンジャー」、カプコン「影の伝説」任天堂「ゼルダの伝説」シリーズなどが、ゲームブックになっていたと思います。

この「最期の赤い彗星」、「ガンダム」と「Zガンダム」の間をつなぐ、シャアが主人公のサイドストーリー。

アニメの最後、生死不明となったシャア。彼がア・バオア・クーを脱出した「その後」を描く冒険譚。当時としてはめずらしい、「シャアが主人公」の本です。

「ガッシャ」「ドワッジ」「アクトザク」「ガルバルディ」など「ペズン計画」のオリジナルMSや、敵の正体が実は本編にも登場した○○だった、というそれらしい内容で、ワクワクしながらページを繰ったのを思い出します。

「機動戦士ガンダム 灼熱の追撃」(勁文社)

同じく勁文社「アドベンチャーヒーローブックス」より、「機動戦士ガンダム 灼熱の追撃」。

こちらは「最期の赤い彗星」とは異なり、完全オリジナルストーリー。ジオンの少年整備兵が、味方を裏切った部隊が持ちだした機密データを追う、という内容。

オリジナルの登場人物や地上戦ということもあって、内容的には地味。

ですが、ガンタンクⅡ、ジムキャノン、トロピカルドム、ゲルググキャノンといったMSVが豊富に登場して、ファンの気持ちをくすぐる一冊でした。

「機動戦士Zガンダム ジェリド出撃命令」(勁文社)

今度は「Zガンダム」より、「機動戦士Zガンダム ジェリド出撃命令」。本編の敵役、ジェリド・メサが主人公という、異色のゲームブック。

Zガンダム本編が始まる前のティターンズで活躍するジェリド、という設定。このゲームブック自体はおもしろいのですが、ジェリドが主人公ということで、何となく話に入り込めなかったような記憶が。

しかし登場MSは、いずれもファン心をくすぐるものばかり。

ギャプランを彷彿とさせる「ドミンゴ」や、「ナスホルン」「ブリザード・ドム」など、本書でしかお目にかかれないオリジナルMS達が、冒険に華を添えます。マニアックな話でごめんなさい。

私がこの「アドベンチャーヒーローブックス」で持っているガンダムのゲームブックは、以上三冊。

ですが、実はもう一冊出ているようですね。近年知りました。

こちら、「機動戦士ガンダム シャアの帰還-逆襲のシャア外伝」です。

これは当時、存在そのものを知りませんでした。今は何やらプレミアがついてるよう。知ってれば絶対買ったのに…!

「装甲騎兵ボトムズ 復讐の惑星シド」(勁文社)

「装甲騎兵ボトムズ」のゲームブック。私は当時ボトムズを見たことがなかったんですが、ロボットアニメが好きだったので何となく購入。おもしろかった、と思います。

おなじみ「スコープドッグ」をはじめ、「ジェノサイドドッグ」「ブラッドサッカー」「ベルゼルガ」など、強力なATが多々登場。サイコロの目をちょろまかしながらクリア(笑)。

ちなみにこういうゲームブックは、ページの隅にサイコロの目が描かれており、パラパラめくるとサイコロ代わりになります。

「ガルフォース 忘却の惑星」「ガルフォース2 カオス秘密基地を叩け」(勁文社)

こちらは買ったけど、ほとんどやっていなかったと思うので写真のみご紹介。OVA「ガルフォース」「ガルフォース2」のゲームブック。

当時は、キャラクターデザインをしていた園田健一氏の絵が大人気でした。勁文社のアドベンチャーヒーローブックスの手持ちは以上です。

「スーパー・ブラックオニキス」(創元推理文庫)

ここからは、創元推理文庫の「スーパーアドベンチャーゲーム」シリーズ。

こちらは元はパソコンのゲームだったと思うのですが、「スーパー・ブラックオニキス」。洋ゲーの雰囲気漂う表紙イラストですが、日本製RPGの元祖らしいです。

主人公「テンペスト」と仲間たちが、呪われた街「ウツロ」の地下深くに眠る秘宝「ブラックオニキス」を探し出すアドベンチャー。

当時はこういうファンタジーRPGが、人気真っ盛りでしたね。

冒険者、トロールやゴブリン、スライムといったベーシックなモンスター、剣、魔法、ダンジョン…。

ワクワクする冒険がいっぱいでした。

ところでこの「スーパー・ブラックオニキス」、私には難しくてクリアできなかったのですが、近年「初版本にはバグが有る」との情報を得まして。

手持ちの奥付みたら初版本だよ!ちなみに正誤表を公開されている方がいらっしゃいますので、再プレイされる方は、こちらを参考にされてはいかがでしょうか。

スーパー・ブラックオニキス」初版正誤表

「ワルキューレの冒険 迷宮のドラゴン」(創元推理文庫)

同じく創元推理文庫「スーパーアドベンチャーゲーム」より、ナムコのファミコンソフト「ワルキューレの冒険」をゲームブック化した「迷宮のドラゴン」。

ワルキューレ時の鍵伝説三部作の一冊です。カバーイラストは米田仁士氏。米田氏のイラスト、好きなんですよね。

マーベルランドで、悪の化身ゾウナにより時の鍵が抜かれ、魔物が溢れかえる世界を、女神戦士ワルキューレが救う、というのはオリジナルと同じ。

ゲームブックのプレイヤーは、ワルキューレを助けるために旅に出る、戦士の卵という設定。

写真のイラストは「シーザス」。ファミコンではこいつ倒すのに苦労したな…。ファミコンゲームと本格ファンタジーのテイストが、良い感じでミックスされた良作です。

「ワルキューレの冒険 ピラミッドの謎」(創元推理文庫)

「スーパーアドベンチャーゲーム」ワルキューレの冒険シリーズ第二作「ピラミッドの謎」。

さすがに今となっては内容は良く憶えていませんが、ページをめくったらアドベンチャーシートに書き込みがびっしりありました(笑)。

ファミコンでは主人公ワルキューレを操作しますが、ゲームブックでは主人公以外に、サンディやニスペンといった旅の仲間が登場。オリジナルにうまく、RPGのパーティ要素を組み込んでいます。

しかしこれを書くためにパラパラ本を読み返していますが、ちゃんと物語になっていますね。読んでて普通におもしろい。

「ワルキューレの冒険 時の鍵の伝説」(創元推理文庫)

手持ちの最後!「スーパーアドベンチャーゲーム」ワルキューレシリーズ三部作の完結編、「時の鍵の伝説」です。パラグラフ数603の大作。

すみませんが、内容は全く憶えていません!

が、シリーズ二作をプレイして、本書の発売を待ちに待ったことを思い出しました。

奥付を見返すと、「迷宮のドラゴン」の初版は1988年3月、「ピラミッドの謎」は1989年4月、そしてこの「時の鍵伝説」は1989年10月の初版でした。

2年ちょっとでゲームブック3冊を刊行するって、実はすごいことじゃないんだろうか。ちゃんと完結させてくれたのがありがたい。

まとめ

以上、なつかしのゲームブックのご紹介でした。

アラフォーの方ならば、「懐かしい!」と思われる作品がいくつかあるのではないでしょうか。

もう処分してしまいましたが、他にも「ドラゴンクエスト」や「パトレイバー」をプレイした記憶があります。

その他、「火吹山の魔法使い」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ゼビウス」など、多数のゲームブックが書店に並び、当時はゲームブックブーム真っ盛りでしたね。

ゲームブックは今や書店からはすっかり姿を消してしまいましたが、昔はこんな感じの本が結構出ていて、少年少女達がその発売を楽しみにしていた時代があったのです。

…と感傷に浸っていたら、「ワルキューレ」と同じく創元推理から発売されていた「ドルアーガの塔」シリーズ。なんと新装版になって、今でも手に入るようです(アドベンチャーヒーローブックスじゃない方)。

また機会があればプレイしてみたいものです。

●耳で聴くビジネス・リラックス・エンターテインメント。

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コメント

  1. おひ☆ より:

    おおう。
    懐かしいですねー。
    ドルアーガのヤツをやった記憶があります。
    これって、一番最初は、どこから始まったんでしたっけ?
    コンプティーク?(あれはエロいヤツ?(^^;))

    • ネットタイガー より:

      コメントありがとうございます!

      ゲームブック、どこから始まったんでしょうね。私がその存在に気づいた頃は「火吹山の魔法使い」のような洋物ゲームブックが書店に並んでいたような気がします。

      コンプティーク、懐かしいですね。袋とじがお楽しみ(笑)