皆さんは福袋などを買いますか?私はほとんど買いません。中身の見えないものにお金を払うのを、ちょっと躊躇してしまうタイプなので。しかし先日行った某H和堂(総合スーパー)のおもちゃ売り場にて、こんなものを発見してしまいました。
「お宝いっぱい!たから箱」。1個371円(税込400円)というなかなか微妙なところをつくお値段。「箱の中にはDSソフト・Wiiソフト・その他いろいろ入ってて何が出てくるかお楽しみ」とのこと。もう「その他いろいろ」を引くに違いない感が満載、どう見ても体のいい在庫処理でございます。
ワゴンの中。ぬわー、お店の方、一生懸命ラッピングしたんやなぁ…。軽く50個以上はありそう。さてこれを見た息子。「DSソフトが当たるんやったら買いたい!」とのこと。まてまて、良く見なさい。「DSソフト」だよ。「3DSソフト」じゃないんだよ。夜店じゃないから当たりゼロということはないだろうけど、仮にゲームが入っていたとしてもどんなものかわからないよ。
買ってみる?
しかしそこは小学生ダンスィ。もうこの「ひょっとしたら400円でゲームが当たるかもしれない」ワクワク感のトリコ。お年玉もらってちょっと気が大きくなってるのも手伝って、「僕が自分のお金で買うから!」とこっちの言うことなぞ聞きゃしません。やれやれ、困ったもんだ。
もう自分がお金出すって言ってるからしゃーないかな、世間を知るのも大事かな…。そんなことを考えながら箱を手にとって軽く振ってみる私。ん?この重量、この音、何かゲームソフトが入ってそう…。そう思うと欲望が一瞬で脳を覆い尽くします。「ひょっとしてこの箱、アタリじゃないの…?」アホがもう一人増えました。先述の通り福袋は買わない方なのですが、ま、これを2015年の運試しと思おう。「よっしゃ、お父ちゃんも一つ買うわ!帰ったら開けっこして勝負や!」かくして親子でこれ!という箱を選び、意気揚々と帰宅の途につきました。
開封の儀
そしていざ開封の儀!こちらが親子で選んだ「お宝いっぱい!たから箱」。二人とも「ゲームが入っている」と信じて疑わない素晴らしい箱です。緑が息子、黄色が私です。
それでは順に開けていきましょう。まず息子から。何が出てくるかな…、ゲームだったらいいな…。
出てきました。「ビーダマン CB-47 スターター ローディング=ダイルス」です。
…ごめん、おじさん、ビーダマンって良く知らないんだけど…。
どうもお腹からビー玉を発射するオモチャのようです。しかもプラモデルっぽく、要組み立て。息子はとてもとても微妙な顔。な、世間って厳しいだろ…?ちなみにAmazonでは売値は730円。やった!損してない!…のか?
そして私のターン!せっかくだから俺はこの黄色の箱を選ぶぜ!そもそも、息子がハズレを引いたのも無理はありません。彼にはまだまだ人生経験が足りないのです。私が約40年生きてきて得た知恵と経験を全てつぎ込んで選んだこの宝箱、その中身をとくと見るが良い!いざ開封!
「とびだせ どうぶつの森 キャラスタンプコレクション まめきちと家具セット」と「ズーブルズ チェビー」が出てきました…。最悪です。何が最悪かって、うちは女の子の知り合いが近くにいないので、女児向けの玩具が出てくることが一番困った事態なのです。
「ズーブルズ チェビー」です。Amazon価格は380円。球形からカードにのせて変身!頭をおすとうごく!わーかわいい!(棒読み)
そして「とびだせ どうぶつの森 キャラスタンプコレクション まめきちと家具セット」。Amazon価格499円。どうもこれらの底面がスタンプになっているようですね。「どうぶつの森」やったことないし、どうしたもんか…。しかし2015年初めての運試しであたったものが便器て。やるせないわ…。
反省と振り返り
というわけで悲惨な結果に終わった開封の儀。なんとも言いようのない敗北感が家庭を覆いました。元々は私と息子の勝負でしたが、ふたを開けてみると勝者はH和堂、我が家の惨敗という結果に。やっぱりお商売をされている方には敵いません。消費者の購入欲を煽るのがうまいですね。もう「夢をくれてありがとう!」と言うしかありません。あ、フォローしておきますが、H和堂さんは良心的なお店ですよ。いつもお世話になっております。というわけで、「お宝いっぱい!たから箱」を買ってみました、の巻でした。
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