勝間和代さんがメルマガで書いた話が話題のようです。
メルマガ購読者ではないので全文を確認していませんが、上記記事によると勝間さんはカレーにじゃがいもを入れない方がおいしい、と感じたとのこと。我が家は昨日から絶賛カレーフェア中。この話題を見逃すわけにはいきません。
私はカレーにはじゃがいもを入れる派。作りたての時のにんじん固め、タマネギしゃっきり、じゃがいもホクホク、の食感が好きなのです。ただ勝間さんの主張やコメントを見ていると、じゃがいも入れない派も結構いるようで。これは別に構いません。ごはん+じゃがいもの組み合わせがキツイ、ドロドロする、などそれぞれ一理ありますし、シーフードカレーなどジャガイモを入れないカレーもいっぱいあります。好みの問題ですね。しかしそこで疑問が。そもそもなぜカレーにじゃがいもを入れるのか?ここでピン!と来ました。
カレールーのパッケージに鍵があった!
こちら、我が家にあるカレールウです。メーカーはハウス、グリコ、S&Bその他、ブランドは「とろけるカレー」「2段熟カレー」「バーモントカレー」「ジャワカレー」「こくまろ」「ゴールデンカレー」「全粒粉カレー」などなど。辛味の違いを入れればもう少しあります。なぜこんなにあるかというと、色んなカレールウを少しずつ混ぜることでコクや深みを出したり、とろみを調整できるからです。子供用を別に作るため、という理由もあります。
これらの市販カレールウの調理例を見ると、野菜は例外なく「にんじん・タマネギ・じゃがいも」です。またパッケージにもじゃがいもの入ったカレーが使われています(写真の無い製品を除く)。仮に知識なく初めてカレーを作る場合、ルーを買ってきて箱の手順通りにする方が多いのではないでしょうか。そしてやがてそれが当たり前になってくる。
Q:どうしてカレーにじゃがいもを入れるの?
A:ルーの箱に材料としてじゃがいもが載っているから。
完!
カレーにじゃがいもを入れる理由
そもそもの「なぜ」に答えていないですね(笑)。それはこちらが詳しいようです。

こちら日経さんの記事から要点を抜き出すと、
- もともと英国から伝わった(と言われている)カレーにはジャガイモは入っていなかった。
- ジャガイモがカレーの食材として登場したのは1900年前後。
- 保存性のあるジャガイモ・タマネギ・にんじんが海軍カレーの食材として選ばれ、それが軍隊経験者からやがて家庭に広まった。
というのがカレーにじゃがいもを入れるルーツのようです。なるほど。世界のカレーにどの程度じゃがいもが使われているかは分かりませんが、「カレー+じゃがいも」は日本人独自のアレンジと言えそうです。
ちなみに上記記事では
東日本では煮崩れしやすい品種「男爵」が中心だが、西日本では煮崩れしにくい「メークイン」が好まれる。このため西日本出身者の中には煮崩れに対して敏感に反応する人が多いという。
とのこと。 へー。おいしければ何でもいいや(^^)。我が家のカレーはじゃがいも入りですが、レンジ+スチーマーで熱を加えたじゃがいもを食べる時にカレーに投入しています。これでカレーも傷まず、ドロドロし過ぎません。あ、作っているのは奥さんです。いつもありがとうございます。
まとめ
というわけで「カレーじゃがいもを入れる?入れない?」問題、意外なルーツを知ることができて勉強になりました。カレーの味・具材は好みの問題なので各家庭でおいしい味を追求すれば良いでしょう。でも日本でカレーにじゃがいもが入ってからかれこれ100年以上、「カレー+じゃがいも」はいいかげん食文化として認めてあげてもいいのではないか、とも思うのです。 カレーは自由!以上、ご覧いただきありがとうございました。
家カレー
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