大御所・筒井康隆氏のホラー短編集。
「ホラー短編集」とは言っても、そこは筒井氏の作品群。SFから不条理ものまで、内容は多種多様。
盲目の少女が父の「実験」の結末を知る表題作「くさり」は、逆に純粋なホラーで驚いた(笑)。
衝撃の短編「到着」
注目はわずか1P、約150字足らずの文章で描かれた「到着」。
本書を購入したのは、小学生の時、図書館で読んだ同作品(読んだのは本書では無かったが)から受けたインパクトがどうしても忘れられず、再読したかったため。
あまりにも短い作品なので内容をここに書くのは憚られるが、読むと世界観が変わるのは必至。文字通り「足元が揺らぐ」、おすすめの作品。(しかし児童書コーナーに筒井氏の作品を置くとは、なんちゅー図書館だwww。結構きわどい話もあったし。)
しかし、氏の作品の登場人物は、何故高確率で狂いだすのだ??
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