映画化される小説「ユリゴコロ」読んだので感想

沼田まほかる氏の小説「ユリゴコロ」を読みました。

「ユリゴコロ」は2011年に単行本として刊行。その後2014年に文庫化されました。

2017年9月公開の映画「ユリゴコロ」で、吉高由里子が主演を務める。5年ぶりの映画主演の吉高は、初めて殺人者役を演じることになった。初の殺人者役に、吉高は「貴重な経験をさせていただきました」と語った

2017年9月には吉高由里子主演で映画が公開されるとのこと。吉高由里子が初の殺人者役ということで話題のようです。

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「ユリゴコロ」あらすじ

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題されたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか? 絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! まほかるブームを生んだ超話題作、ついに文庫化!

引用はAmazon書籍紹介ページより。ジャンルとしては「恋愛ミステリー」。

もう少し補足すると主人公は独身男性。最近婚約者が謎の失踪を遂げ失意に落ちる中、実家で殺人者の手記を見つけ…といった内容が物語の発端です。

沼田まほかる氏について

「ユリゴコロ」の作者・沼田まほかる氏について(同氏の著作「痺れる」著者紹介より)。

氏は1948年大阪生まれ。主婦・僧侶・会社経営を経て作家になられたそうです。すごい経歴ですね。

2004年に「九月が永遠に続けば」で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞。この「ユリゴコロ」も2012年に第14回大藪春彦賞を受賞しています。

他著作物は「猫鳴り」「アミダサマ」など。

私は沼田まほかる氏の作品は過去に「九月が永遠に続けば」「痺れる」を読みました。どちらも暗い雰囲気で私好み。特に短編集「痺れる」は印象に残っている一冊です。

【小説】スキマ時間に楽しい読書。おすすめの短編小説15選

こちらでも紹介しています。

感想

では小説「ユリゴコロ」の感想。できるだけネタバレなしで。

…うーん、まあまあかな…。

この話は主人公視点の現実パートと、手記及びそれに伴う回想パートにわかれます。

「主人公が見つけた、自分に関わっているかもしれないシリアルキラーの日記」という設定はおもしろかったです。手記も読んでて先が気になりました。

が、手記パートのケリをつける役目を担う現実パートの処理が少しあいまい。もう一つ納得がいきません。

特にラストで救われてないんじゃないか、という人の存在が約二名。ですがそれは軽くスルーされていて、個人的にはスッキリしませんでした。

書籍紹介で「深い愛へと辿り着くラスト」とある種ネタバレとも言える表現があるので書きますが、全体的のミステリアス・暗い雰囲気→「深い愛」、というのは腑に落ちない。「愛」はあるんだけどご都合主義的というか。

あと殺人者が感じていた「ユリゴコロ」というのがもう一つピンとこず。

全てを明白にする必要はないと思いますが、主題なのでもう少しああ、なるほど!と思わせるギミックがあっても良かったのでは。

まとめ

以上、小説「ユリゴコロ」の感想でした。ネタバレなしなので小並感満載でスミマセン。

個人の主観ですが、「九月が永遠に続けば」みたいな最初から最後までモヤモヤした感じの方が雰囲気があってよかったのでは、と感じます。

しかし読み終わって振り返ると、吉高由里子という配役はなるほど、雰囲気ありますね。

映画の予習にあたって原作を読もうという方は、彼女をイメージしながら読むと情景が浮かびやすいのではないでしょうか。

個人的にはこちらがオススメ。

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