SF好きにおすすめしたいSF漫画24選 | ネットタイガー

SF好きにおすすめしたいSF漫画24選

これまでにいろいろ漫画を読んできましたが、SF作品も数多く読んでおります。その中からおもしろい、おすすめの漫画をチョイス。

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「天国の魚(パラダイス・フィッシュ)」高山和雅

全1巻。2030年、巨大彗星が地球に落下。その衝撃波から逃れ海中のシェルターに避難した5人の「家族」。彼らが次に目覚めたのは、1970年だったー。彼らに何が起こったのか。彼らはどこへ辿り着くのか。

青林工藝舎出版のSFコミック。単巻完結ですが、全318ページの大ボリュームで読み応えがあります。SF要素や物語の「真実」は割りとよくある展開とも言えますが、それらがうまくまとまっていて、よいSF作品を読んだ、という読後感。2016年10月現在、残念ながら電子版は出ていないので気になった方は紙の本をチェックどうぞ。

「ブラックマジック」士郎正宗

全1巻。金星を統治する巨大コンピュータの末娘であり強大な力を持つ魔法使い「デュナ・テュフォン」の戦いを描いた、士郎正宗の初期作品。士郎正宗のSF漫画と言えば「アップルシード」「攻殻機動隊」が有名ですが、本作には士郎氏が監督をしたアニメ作品「ブラックマジック M-66」の原型である「ブービートラップ」を収録。軍の制御を離れた人形機動兵器と特殊部隊の戦いが描かれます。戦闘マシーン「マリオ」にオフィスビルという閉鎖空間で挑む人間。ビルの空調を調整して移動階を誘導したり、照明のオンオフでセンサーを潰したり、士郎作品らしい緻密な描写が楽しめます。

「ブラックマジック M-66」 | バンダイチャンネル

なおアニメ「ブラックマジック M-66」は動画サイトで視聴可能。1987年の作品ですが、士郎正宗氏が動きにこだわったために作画枚数が増えに増え、発売も延期に延期を重ねた作品。こちらもオススメです。

「地底旅行」倉薗紀彦

既刊2巻。コミックビーム連載、ジュール・ヴェルヌ原作の邦題同名作をコミカライズ。舞台は19世紀。青年アクセル、その叔父リーデンブロック教授、屈強・寡黙な現地ガイド・ハンスの三人が、16世紀の錬金術師アルヌ・サクヌッセンムの暗号をたよりにアイスランドより地球の中心を目指す冒険譚。

いいね!倉薗氏の作画がものすごく雰囲気があっていいです。太陽光が届かない地底へただひたすら降りる旅。暗闇の恐怖、新たな発見、広がる不思議な空間…。「空想科学」の魅力が詰まっています。これもまたSF。リーデンブロック教授も破天荒なようでいて実に人間味があり、とても魅力的。今注目している漫画の一つです。続きが楽しみ。

「コドク・エクスペリメント」星野之宣

文庫版全3巻。星野之宣氏と言えば多くのSF漫画を発表されていますが、その中からアクション要素の高い「コドク・エクスペリメント」をご紹介。「コドク」は壺の中で毒虫を戦わせ、その中から最強の毒を作りだす「蠱毒」を指します。その蠱毒のごとく閉鎖された宇宙船内で戦いを繰り広げる人間と生物兵器たち。生き残るのは果たして?

ハリウッド映画のようにテンポよく展開される物語に一気読み必至。主人公たちの絶望的ともいえる生き残りをかけた戦いに手に汗握ります。星野氏のSF漫画としては他に恐竜世界でのサバイバルを描いた「ブルーホール」「ブルー・ワールド」がオススメ。おすすめSF漫画としてはよく「2001夜物語」が挙げられますが、電子版はちょっと読みにくいです。

「失楽園」諸星大二郎

全1巻。おすすめのSF漫画でよく名前の挙がる「生物都市」は本作収録(※他にも収録単行本あり)。木星の第一衛生「イオ」から帰還した宇宙船が地球にもたらしたものとは?(「生物都市」)他、異星を舞台に男と女をアイロニカルに描いた「アダムの肋骨」がオススメ。

諸星作品と言えば「妖怪ハンター」シリーズや「暗黒神話」「マッドメン」など伝奇的な漫画が多い印象ですが、過去の短編集を見るとSF的な作品も多く手がけられています。…と思い返すと「暗黒神話」もSFの範疇に入る?

「アフター0」岡崎二郎

著者再編集の文庫版は全10巻。SF漫画というジャンルでは絶対に外せない作品。3・4巻に渡って展開される「大いなる眠り子」シリーズもありますが、基本的に1話完結のSFオムニバス。どの巻の、どの作品から読んでも安定のクオリティとおもしろさを与えてくれるSF短編集の金太郎飴。豊富な科学知識ととっつきやすい絵柄の組み合わせでSF作品が苦手な方にもオススメできる作品。「あの世」が無いことを理論で証明しようとするお坊さんの行く末を描いた「あの世の方程式」(5巻収録)とか大好きです。

「MOONLIGHT MILE」太田垣康男

既刊23巻発売中ですが、2011年10月より休載中。猿渡吾郎とロストマン、二人の天才クライマーがかたやBS(ビルディング・スペシャリスト)として、かたや米国宇宙軍の軍人として月を目指す、本格ハードSF漫画。というのは第一部で、第二部からは発展を遂げた月面の都市「ルナネクサス」での新たな物語が展開されます。

リアルなSF描写で一気にその世界に引き込まれます。人間が少しずつ月への歩みを進めてゆく、まさに「MOONLIGHT MILE」な展開もいいですね。しかし一昔前だったら宇宙開発におけるアメリカの競争相手はソ連(ロシア)だったのですが、本作では中国になっているところが時代を表しています。アメリカのスターファイターVS中国初の有人宇宙船にして宇宙戦闘機である「天龍」の戦いはシビレた。しかし休載理由が「ガンダム・サンダーボルト」の連載なのですが、そちらもおもしろいのでファンとしては悩ましいところ。

「火の鳥」手塚治虫

講談社・手塚治虫文庫全集全11巻(他、手塚治虫漫画全集版なども有り)。「おすすめのSF漫画」という括りで紹介するには有名すぎて少し気後れしてしまいますが、多くのSF要素が詰め込まれた名作です。宇宙船内で起こった事件とその真実を描いた「宇宙編」、過去と未来が交錯する長編「太陽編」、クローン人間の殺し合いを画策したテレビマンの業を描いた「生命編」、罪を背負って無限の時間を生きる人間を描いた「異形編」などなど。単体としても、また「火の鳥」という大長編の一部としても楽しめます。個人的には作品としては「異形編」、ラストは「太陽編」が好きです。

「7SEEDS」田村由美

巨大隕石衝突の予想により絶滅の危機に陥った人類は、7人✕5組(春・夏A・夏B・秋・冬)の男女を冷凍保存し種の存続を図る「7SEEDS」計画を発動。そして文明が滅びた後の世界、別々の場所で目覚めた彼らは、環境の変化に戸惑いつつも生き残りをかけたサバイバルを展開するー。

既刊32巻、2001年から長期連載を続けるSF漫画。連載は「月刊フラワーズ」(※連載初期は「別冊少女コミック」)なのですが、連載ラインナップを見ると7SEEDS、ちょっと毛色が違いますね(笑)。にもかかわらず長期連載で高い人気を保っているのはスゴイ。物語はいよいよ核心に迫ってきたように感じますが、どのような結末を迎えるか気になります。

「スキエンティア」戸田誠司

全1巻。生きる希望の無い女性。彼女は体の不自由な老女からの「3ヶ月だけ体をレンタルしたい」という要望に応える。脊髄に埋め込まれたコントローラーにより操作される女性。パワーあふれる老女の生き方に圧倒されながら、やがて彼女にも変化が…。

という「世にも奇妙な物語」で映像化もされた冒頭作「ボディレンタル」はじめ、「科学の女神」をその頂にいだく「スキエンティアタワー」の下で描かれるSFオムニバス漫画。日常の生活に少しSF要素をプラス、そしてそこから生み出される光射すような瞬間が素敵。

「プラネテス」幸村誠

全4巻。宇宙開発で生じた宇宙のゴミ「スペースデブリ」を回収する主人公・ハチ(ハチマキ)とその仲間たちを描いた本格SF漫画。宇宙船を傷つけるデブリの現実、月面や船内でタバコが自由に吸えない苦労、深淵な宇宙空間に対する心理的恐怖などのリアルさ。そして作品の根幹を成す深みのある人間描写が、今もなおSF漫画の代表作として高い人気を誇る理由なのでしょう。「おすすめのSF漫画で名前が挙がらないと怒られる作品」の一つでもあります。

「70億の針」多田乃伸明

全4巻。ヘッドホンで周囲との接触を断つ女子高生・ヒカル。地球外生命体「テンガイ」の不手際で彼と一体化してしまった彼女は、図らずもテンガイと敵対する災いの渦・メイルシュトロームと戦うことに-。

出だしもろ「ウルトラマン」な「70億の針」。宇宙人と合体してしまった主人公がイヤイヤ活躍する(笑)、隠れた名作SFです。そしてその物語の中で描かれる人と人とのつながりや成長。爽やかな読後感でオススメ。

「百万畳ラビリンス」たかみち

知らぬ間に巨大構造物の中に閉じ込められてしまった礼香と庸子。バグ探しのアルバイトをしている二人は知識と経験を便りにゲーム然とした世界からの脱出を試みる-。

といったゲームテイスト満載のSF。空間の描き方やゲームっぽい要素・世界のルールがそこかしこに散りばめられ、ゲーム好きならば一度は迷い込んでみたい世界。しかしそこでは危険も隣り合わせ。ゲームっぽいゆるさの中にもどこか緊張感の漂う雰囲気があり、意外な怖さも感じるSF漫画です。

「制服DUTY」山崎童々

遺伝子改変(ジーンチート)によって特殊能力を得た「選ばれた女の子」たちのバトルを描くSF漫画。全3巻という巻数でやや中途半端な部分もあり、「おすすめ」というには少し躊躇してしまわないでもないですが、個人的に好きなのでプッシュ。スピーディでケレン味あふれるバトルシーンは一見の価値あり。ヤングガンガン連載だったようですがもう少し話を伸ばしてほしかったところ。ところで山崎童々氏は「鼻がちょっと高くてタレ目」なキャラクターを描かせたら日本一ですね、私の中で。

「三文未来の家庭訪問 庄司創短編集」庄司創

全1巻。表題作「三文未来の家庭訪問」他、「辺獄にて」「パンサラッサ連れ行く」の計3編収録。「三文未来の~」では遺伝子デザインで生殖機能を持つ男子と、彼を立派な納税者にするため生活をサポートする家庭相談員・カノセさんの奮闘?が描かれます。優秀な納税者を育てることで相談員の年金がアップする仕組み、男性性の発展を求める思想など、現在よりも少し「豊かな未来」。さて、そこは果たしてユートピアなのか?美しい人生の完結を目的として、その死の間際に宇宙人によって地獄をループさせられる男性を描いた「辺獄にて」もおもしろい。よくこんな話思いつくね(笑)。

「藤子・F・不二雄 異色短編集」藤子・F・不二雄

「くじ」から逃れ、荒野を超えて男がたどりついた光。そこには言葉の通じぬ謎の女性が一人。(「カンビュセスの籤」)

とある地球型の惑星に不時着した宇宙船。その乗組員である「おれ」は可憐な少女と出会うが、その星を支配しているのは人間ではないようで…(「ミノタウロスの皿」)

初めて藤子・F・不二雄氏のSF短編を見た時は衝撃的だったなぁ…。「ドラえもん」と全然違う(笑)。しかしその作品群に含まれる毒にチクリとやられると、やがてその魅力の虜に。その中で特におもしろかったのが「カンビュセスの籤」と「ミノタウロスの皿」。似たような題材ながら味付けが全く異なる2つの作品。読み比べると味わい深い。同氏の他のSF短編では「ひとりぼっちの宇宙戦争」が好きです(「藤子・F・不二雄少年SF短編集」収録)。

「七夕の国」岩明均

全4巻。「寄生獣」はSFか?というのは議論の別れるところだと思いますが、「七夕の国」はまごうかたなきSFですよね。「物に小さな穴を開ける」といった役に立たない超能力を持つ主人公・南丸。実はその超能力にはルーツがあり、彼の通う大学の教授疾走にも関連が。やがて世界をゆるがす大きな事件が起こり、それは南丸にも関係が-、といった伝奇・ミステリー要素の強いSF。しかし全4巻という構成で基本的にごくごく狭い範囲の地域を舞台としながら、その物語の背後に無限の宇宙を感じさせる。岩明均氏はホントにスゴイですね。

「光の王国」菅原雅雪

全2巻。突如世界の夜空から暗闇が消え、人々の目には美しい光が映るようになった。そしてある日「メッセージ」を受けた人々が公園に集まり、虐待を受けていた少年・ワタルはその場所で運命的な邂逅を果たす-。異星文明とのコンタクトを題材にしたSF漫画。宇宙人の目を通して「人間」の本質、そして可能性を描きます。広大な宇宙、そしてちっぽけな人間を再認識。

「25次元のダイス」ハル

既刊1巻。巨大多国籍企業ネクベトの一拠点である長野県テンリュウ。しかし都市は突然消滅。そこで行方不明になった博士を父にもつ天才少年・ユウと博士の友人の娘・えつ子は、粒子PCAI「ダイス」の力を借りて様々な謎に挑む。

ネクベト社が関係していると思しき事件や日常の謎を解きながら、テンリュウ消滅の謎に近づいていく、という趣向のミステリー仕立てSF。まだ一巻のみの発売ですが、この先の展開が楽しみな漫画。ところでキャラクターの描き方が新しいようでどこか懐かしさを感じさせるのがおもしろい。

「Spirit of Wonder」鶴田謙二

昭和61年から平成7年にかけてモーニング・アフタヌーン誌に掲載された鶴田謙二氏のSF作品を収録した短編集。絵柄はなかなか年代を感じさせますが、どの話もほのぼのとして楽しく読めます。鶴田作品の代表的キャラクター「チャイナさん」を描くチャイナさんシリーズ3作も収録。

「笠辺哲 短編マンガ集 バニーズ」笠辺哲

未来予知が可能な「精神波検出装置」の被験体となった男が見た「バニーズ」とは?(「バニーズ」)

寒冷化した世界。タイムトンネルとなったロッカーを通して寒冷化前の世界と「貿易」をする科学者。時空を超えた取引の結末は-(「ロッカー貿易」)

などなど、笑えるようで、笑えないようで、やっぱり少し笑えるかもしれないゆる~いSF中心の9短編を収録。

「BW(ビューティフルワールド) 麻雀星取伝説」志名坂高次

全3巻。「星」を100個集めればなんでも願いが叶うといわれる世界。高校生・新条はふとしたことから麻雀に巻き込まれ、謎の女性・茜と共に星を掛けた麻雀勝負に挑む…!

あ、3巻からSFです。

「星のポン子と豆腐屋れい子」小原愼司・トニーたけざき

全1巻。豆腐屋の姉弟と、宇宙からきた不思議なセールスウーマン「ポン子」の交流をほっこり描いたSF漫画。

※原作:小原愼司・作画:トニーたけざき・アフタヌーンKC

みどりの小野 (id:yutoma233)さんが参考になる記事を書かれています。本作が気になった方はこちらをどうぞ!

「究極超人あ~る」ゆうきまさみ

全9巻。世界征服をたくらむマッド・サイエンティストによって作られたアンドロイドが大活躍。第19回星雲賞マンガ部門受賞作品。

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