「元の世界に戻れない」系の話に触れるとせつなすぎてもだえる | ネットタイガー

「元の世界に戻れない」系の話に触れるとせつなすぎてもだえる

以下は話の都合上、物語のネタバレを若干含むのでご注意を。

キャラクターが何らかの理由で元の世界に戻れない、「後戻りできない選択」を迫られる話を見たり読んだりすると、せつなくてせつなくて身悶えする。

わかりやすいところで言うと「何かを救うために過去または未来に行くが、一方通行で戻ってこれない」とか「片道切符の宇宙旅行」みたいな。

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ちょっと古い例だと手塚治虫の「キャプテンKen」。火星を舞台に活躍する謎の少年・キャプテンKenが主役の少年SF漫画。実は彼は未来人で、未来で苦しむとある人物を救うために片道切符の過去行きタイムマシンに乗る。え、その人を助けても自分はもう会えないじゃん。それでも行くのか。せつないわ…。

またまた古くて恐縮だけど、高橋留美子のSF短編「炎トリッパー」。戦国時代の少年・宿丸と関わった主人公・涼子が、現代と過去、どちらで生きるかを決断する。違う世界に行く、というのは今までともに生きてきた人たちとの繋がりを断つわけで。本人もそうだけど、周りの人達の気持ちも考えると二重にせつない。ところでこの話はなかなかトリッキーな構成でおもしろい。

ドラクエ3。バラモスを倒した後、ギアガの大穴に飛び込む主人公たち。そしてゾーマを倒し、何かが閉じた音を聞く。それはつまり元の世界に帰れないことを意味する。ドラクエの世界が3部作で繋がったことに感動するとともに、いろいろ想像してしまってせつない気持ちが残るストーリー。

菅原雅雪「光の王国」。虐待を受けていた少年は、地球を捨てて未知の生物と宇宙への旅へ出ることを選択する。少年の生い立ちも含めて、「二度と戻れない旅」にせつなさが募る。

「終わりの後」を想像せずにはいられない

戻って来られなさそうな厳しい旅・戦いから帰還する、というストーリーにも安心感や感動があるのだけれど、元の世界に戻れない話というのはその物語に触れた後、格別の余韻を残す。その道を選んだ人物の今後の行末であったり、残された人たちの思い、もう二度と会えないという事実。本編終了後の「その後」を想像せずにはいられない、というところに惹かれてやまない要素がある。そして思いを膨らませればふくらませるほど、せつなくてせつなくて身悶えする。そんな気持ちを感じるストーリーに、もっともっと触れたい。

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