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ネットタイガー

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電子書籍deゲームブック。Kindle版「ドルアーガの塔」をプレイ

ゲーム 小説・書籍
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懐かしのゲームブックが電子書籍で復活

Amazonのレコメンドを眺めていたら、なんだか見慣れない書籍が。

悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

 

こちら、ゲームブック「ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者」。電子書籍で価格は400円(2016年3月現在)。…400円?安っ!もともとはン十年前に東京創元社からドルアーガ3部作として発売されていたものが2006年に創士社より復刊されたのですが、2016年3月1日に電子書籍版が幻想迷宮書店より発売。オリジナルにいくつか追加要素を加えた創士社版に、さらに若干の修正を加えているそうです。

私は以前の記事にも書きましたが学生時代、結構このゲームブックというのにハマった口でして。東京創元社の「ブラックオニキス」「ワルキューレの冒険シリーズ」や、勁文社のアドベンチャーヒーローブックスなどを良くプレイしていました。このドルアーガシリーズは未プレイなのですが、お手頃な価格に懐かしさも手伝って思わずポチッてしまいました。

「ドルアーガの塔」とは

ここで「ドルアーガの塔」について簡単に。元々はアーケードゲームですが、ナムコから発売されたファミコン版が有名なのではないでしょうか。主人公・ギル(ギルガメス)が石にされた恋人・カイを救うために悪魔・ドルアーガの支配する60階建ての塔に挑む、という内容です。私は未プレイなのですが激ムズの内容だったようで。独特の世界観で人気を博し、その後も「カイの冒険」「イシターの復活」「ザ・ブルークリスタルロッド」といった続編・関連作品が制作されました。

ゲームブック版「ドルアーガの塔」について

話を戻してゲームブック「ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者」について。こちらはドルアーガ三部作の第一部。全60階の内、1~20階までの冒険が描かれるとのこと。ちなみに第二部「魔宮の勇者たち」では21~40階、第三部「魔界の滅亡」では41~60階の冒険が描かれているそうです。

ゲームはパラグラフ選択形式。各項目の最後に提示された選択肢を選び、選択肢のパラグラフ(番号)へ移動することにより物語が進行します。冒険にあたっては最初に主人公(あなた)の体力や戦力をサイコロで決定。途中モンスターとの戦闘、経験値や金貨の獲得、アイテムの取得などを経ながら塔を上へ上へと進みます。

本書「ゲームの進め方」によるとこのドルアーガの塔シリーズは「ゲームブックの中でも比較的、メモや数字を記録する頻度が高い作品」だそうです。ゲームの進行にあたってはアドベンチャーシートが必須。シートは幻想迷宮書店さんのサイトよりダウンロードできます。

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A4用紙にプリントしたのがこちら。あったあった、こういうの!ゲームブックにはほぼ付いてましたね。ちなみに原本はPDF。上記の写真では端が切れていますが、Androidからプリントアウトしたからかも。PCで調整すれば問題なくプリントできるかと。

こちらに都度、体力やお金、経験値・取得アイテムなどを記載しながら冒険を進めるので、鉛筆+消しゴムが必要。あとサイコロが最低2ついるのですが、私はPC上でサイコロを振れるハップ.Incさんのコンテンツを利用させていただきました。タブレット片手にPCでサイコロを振って紙のシートに記入する。なかなか大掛かりです(笑)。なおKindle書籍自体はPC用のKindle Cloud Readerで開けばいいじゃん、って思いましたが、ブラウザ版では本書が開けませんでした。残念。

プレイしてみました

と、冒険の準備が整ったところで早速プレイ。プレイ環境はNexus7のKindleアプリです。ゲームシステムを理解したところでプロローグへ。

遠くで雷が鳴っている。絶え間なく振り続ける冷たい雨に打たれながら、あなたはイラクサの茂る丘の上で馬を降りた。ついに目的地「ドルアーガの塔」に着いたのだ。噂には聞いていたが、なんと異様なながめだろう。黒々とした巨大な槍が大地を突き刺しているようだ。塔の幅は約四十メートル、そしてその高さときたら…垂れ込める分厚い雲を突き破るように伸びており、ここからはその姿の半分ほどもうかがうことすらできない。 

…くーっ!たまらん!今こそ冒険に挑まんというこの臨場感!「黒々とした巨大な槍が大地を突き刺している」という塔の描写が、「ドルアーガの塔」の異様なたたずまい、翻って冒険者の畏れ・緊張感を実に端的に表現しています。さすがは多くのゲームブックを手がけられている鈴木直人氏の作だけありますね。

そしてパラグラフを選択して進んでいくと、ああ、懐かしの東京創元社ゲームブックのイラストがそこかしこに。このイラストがゲームブックの臨場感を盛り上げてくれます。塔の探索で出会った最初の敵はスライム。タブレットを左手に、サイコロをPC画面で振りながら、アドベンチャーシートに戦闘結果を記入…。忙しいな(笑)。でもやっている内に段々、書籍をめくりながらプレイしていたン十年前を思い出してきました。懐かしいな、この感覚。

そして塔を2階、3階と進めていくうちにパラグラフをグルグル回るハメに。マッピング必須と説明にありましたが、確かにマップを作った方がスムーズに進めるかも。俺、地図が読めない男なんだけどな…。そして4階まで上がったところで今回はタイムアップ。いやー、なかなか時間がかかりそうです。でもおもしろい!文章でありながら経験値やアイテム・金貨を得たり、体力・攻撃力・防御力が変動していくので、RPGゲームの「成長している感」を感じることができます。良くできてるなぁ。そして電子書籍ということでパラグラフはリンク式。クリックするとすぐに次のパラグラフに進めるのはデジタルならでは。デジタルにしてアナログ、そしてアナログにしてデジタル。実にユニークな感覚です。

気になったところ

まだまだプレイ序盤ですが、気になったこともあったのでメモ。アプリ中央をタップすると左に目次が表示されるのですが、戦闘方法への直リンクを付けてくれるとありがたい。「ゲームの進め方」にはリンクがあるのですが、戦闘は本書で一番参照する箇所だと思われるので。あとゲームオーバーのパラグラフの最後に、トップへのリンクを付けてくれると再プレイしやすいのではないかと。

パラグラフの中には「取得アイテムに記載された番号+2」へ移動、のような指示があるのですが、100項目ずつにわかれた「パラグラフ直リンク」が用意してあるのはとても便利。これがあるとページをめくる必要がないのでスムーズにプレイを進行できます。この辺はデジタルならではのメリットですね。

まとめ

というわけでまだまだ冒険序盤ですが、電子書籍版ゲームブック「ドルアーガの塔 悪魔に魅せられし者」をプレイしてみた、というお話でした。結構時間がかかりそうなので、合間を見てぼちぼちプレイを進めていきたいと思います。なおこのゲームブック・ドルアーガ三部作、2016年3月1日に三部作が一斉に発売されています。  

悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

悪魔に魅せられし者 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

 
魔宮の勇者たち ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

魔宮の勇者たち ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

 
魔界の滅亡 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

魔界の滅亡 ドルアーガの塔 (幻想迷宮ゲームブック)

 

 

主要な電子書籍サイトをいくつか見ましたが、今のところはKindle版のみでの発売のようです。そして3月11日にはこれまた懐かしのタイトル、「展覧会の絵」が発売されます。 

展覧会の絵 (幻想迷宮ゲームブック)

展覧会の絵 (幻想迷宮ゲームブック)

 

これもちょっとやってみたいなぁ。この調子で行くとゼビウスやワルキューレも出るかも?幻想迷宮書店さんの今後のリリースに期待です。