2015年9月に読んだ漫画まとめ | ネットタイガー

2015年9月に読んだ漫画まとめ

誰も待っていない当ブログの月末恒例企画。2015年9月に読んだ漫画の記録です。このエントリー、アクセス数が極端に少ないんだよね…。でもいい!いいんです!なぜなら!好きでやっているから!自己マンだから!自己漫画記録だから!

盛大に空回りしたところでイッテミヨー(棒読み)。

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大西祥平・中里宣「涅槃姫みどろ」(全6巻)

紹介するのは!いきなり!絶版漫画!いや、最近知ったもので、この漫画。Amazonのマケプレで全6巻購入。「あなた、厄い(やくい)わね…」が決め台詞、赤い左目を持つ謎の少女(?)・みどろが主人公の、ブラックなオムニバス。「アウターゾーン」や「笑ゥせぇるすまん」的、と言えばわかりやすいでしょうか。救いのない話が多めながらも、どこかユーモラスな魅力を持つみどろさんにハマります。電子化したら結構売れるんじゃないかなぁ。埋もれさせるには惜しい一品。

ドリヤス工場「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」

水木しげるタッチで描かれる日本・海外の名作文学・童話を約10ページぐらいで漫画化する、という意欲作。全25話。文学作品を端的に端折るセンスとどこかおとぼけな水木しげるタッチが絶妙なシュールさを生み出しています。それでいて内容に手抜きはないので侮れない。ところで本書を紹介したエントリーがSmartNewsに掲載されました。おそらく書籍紹介枠だと思うのですが、漫画でも載るんだ。「文学」って入っていたから騙された?(騙してない。)

【感想】ドリヤス工場「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」を読む。

川原泉「ブレーメンⅡ(1)」

1998年~2004年まで連載されていた、川原泉さんのSF漫画。以前から気になっていたこの作品。今月は1巻だけ読んでみました。タダだったもので…。宇宙大開発が進む時代、人手不足を補うために採用されたのは人工的に知能を発達させた動物たちだった!唯一の人間である女性キャプテンと動物クルーは、大型輸送船「ブレーメンⅡ」に乗って大宇宙へ飛び立つ…というストーリー。基本的にスチャラカSFなのですが、要所要所でシリアスだったりリアルだったりして、これまたなかなか侮れない。それもそのはず、2005年には第36回星雲賞コミック部門を受賞されているそうで。いずれ続きを読みます(懐に余裕のある時に…)。

川原泉「レナード現象には理由(わけ)がある」

そして味を占めて引き続き川原泉作品。私立・彰英高校に通う男女たちの人間模様を描いたコメディ短編集。描いているのは「人間模様」であって「恋模様」ではないのがポイント。各話の主役は基本的に「イケメン男子」と「ほんわか女子」なのですが、女子のほんわか、というかヘラヘラ加減がクセになる。こういう「フッ」と鼻から息が漏れるような脱力感が、川原泉作品の魅力なんでしょうかね。次は「中国の壺」を読んでみよう。

松本渚「盤上の詰みと罰(1)」

とある対局を機に1ヶ月ごとに記憶がリセットされるようになった高校生女流棋士(元)が、記憶を失う原因となった対局相手を探して将棋ひとり旅をする、という漫画。設定としてはかなり突飛なんですが、やっぱり将棋漫画って盤面、そして棋士にドラマがありますね。おもしろい。そして徐々に明かされていく、はたまた深まっていく謎が気になる…!ちなみに表紙の女性は制服を着ていますが◯◯歳です。これもまた謎。

あらい・まりこ「ロボ子ちゃんオーバーケア」

義父の介護をする専業主婦・田辺恵美の下にやってきた介護ロボット「ロボ子」がボケ倒すコメディ漫画。変わらない表情で毒を吐くロボ子に苦笑い。作者あらい・まりこ氏の作品を初めて読みましたが、この笑いのツボ、結構好きかも。外し加減が絶妙。そしてそんな笑いの中にも人間ドラマがあって、田辺家の人間模様にぐいぐい引き込まれます。笑って、少し考えさせられる、意外な良作でした。

あらい・まりこ「霧の中のラプンツェル」

そしてあらい・まりこ氏作品をもう一つ。こちらは上記とうってかわったリアルなドラマ。ナチス政権下のドイツで迫害されるユダヤ人の少女・ラケルとその家族のたどった道筋が、グリム童話をモチーフに描かれます。どんな逆境でもユーモアを忘れないラケルと、しかしそれを許さない過酷な時代の描写が、ホロコーストの残酷さを浮かび上がらせます。幸せな家族を描いた第一話、そしてそれと対象的な第二話がとてもショッキング。

少しネタバレになってしまいますが、この作品、ラストが中途半端な形で終わっています。ひょっとしたら読み手によっては消化不良に感じるかもしれませんが、私は逆に想像を掻き立てられるラストでとても印象に残りました。あらい氏はあとがきで「(ドイツの出来事は)日本人にとって他人事ではない」と書かれていますが、確かにこういう愚かな時代があったこと、そして二度と起こしてはならないことを、今だから考えたいものです。そしてあらい・まりこさん、実にスゴイ作家さんです。漫画好きならば氏の作品を一度ご覧になることをオススメします。

まとめ

以上、2015年9月に読んだ漫画の記録でした。ワンピース?進撃の巨人?テラ・フォーマーズ?知らん!(知ってるけど)いや、大人気作品はモチのロンでおもしろいのですが、こういう比較的マイナーな作品を読むのが好きな性質でして…。また10月もおもしろい作品に出会えることを期待して、9月の漫画記録を終わります。

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