2015年6月に読んだ漫画まとめ | ネットタイガー

2015年6月に読んだ漫画まとめ

当ブログ恒例?企画。6月に読んだ漫画でおもしろかったもの・要注目の作品をピックアップします。ご多分にもれず基本マイナー路線、新刊少なめ、少数完結作品もあり。ノークレーム・ノーリターンで。あ、リターンはウェルカム。

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高山和雅「天国の魚(パラダイス・フィッシュ)」

地球に接近した巨大彗星から逃れるため、シェルターへ逃げ込んだ5人の「家族」。目覚めた時、彼らの身に起こった不思議な出来事。そして待ち受ける数奇な運命ー。

今月のおすすめ。青林工藝舎より出版の単巻完結SF漫画。自分たちが「巡っている」ことに気づく家族。その巡りに垣間見える「ズレ」。そして明かされる真実。うーん、いいっすね。最後まで読み終えて「あー、いいSF読んだ!」という充実感。税抜価格1,500円とお高めの作品ですが、全318ページとそれに見合ったボリューム。こういう作品を1,000円ぐらいで電子書籍化すると結構人気が出るのではないかと思うのですが。多くの人に読んで欲しい漫画。

吉田秋生「海街diary」

こちらもおすすめの漫画。以前から気になっていた作品をKindleでまとめ買いしました。鎌倉を舞台に三姉妹が新たに腹違いの妹を迎え、四姉妹として暮らしていく、という物語。文句なく面白い。弊サイトでもこちらでご紹介しています(宣伝)。

映画化もされました。私は予告編しか見ておりませんが、キャストが原作にピッタリ、特に夏帆さんがいい。しかし実写版を見て感じたのは、「人一人を家族に迎えるのって、大変だろうな」ということ。やっぱり生身の人間同士が膝つき合わせて暮らしていくのって、パワーが要りますよね。特に「すず」は半分血がつながっているとはいえ、これまで別の文化圏で暮らしてきた人間なわけで。それを踏まえた姉妹の衝突や葛藤がもっと見えてくると、物語がもっとリアルになるのではと期待したり(今更?)。

吉國よし「鬼眼謎払い あやかしの恋」

あやかしに与えられた眼を持つ青年・密丸は、降霊少女を助手に戦後の日本で探偵業を営む。ある日依頼された「猫」を発端とする事件は、やがて女優の失踪事件につながりー。

2013年の第4回『このマンガがすごい! 』大賞で、優秀賞を受賞した作品が元になっているホラー漫画。絵の美麗さ・おどろおどろしさは好みですが、若干ボリューム不足かな、というのが正直な感想。しかしキャラクターの設定や物語全体の雰囲気はとても魅力的。作者さんが巻末で「いつか続きを描いてみたい」と仰られているので、是非続編を期待したい。

山崎紗也夏「サイレーン(7)」

里見はカラの手に落ちた猪熊を救えるか?サイコパス・ミステリーの完結巻。山崎紗也夏氏の漫画は多々読んできましたが、本作の終わり方が一番好きです。全7巻というボリュームも手堅くまとまっていてグッド。兎にも角にも「橘カラ」というキャラクターが強烈かつ魅力的。こういう話って、最後「謎は謎のまま」みたいにボカして終わるのも珍しくないと思うのですが、比較的くっきりはっきり正面から描いているところは評価したい。

柴谷けん「今夜は昨日の星が降る」

第2回『このマンガがすごい! 』大賞の最優秀賞を受賞された柴谷けん氏のやわらかSF漫画。魔法・SF・ホラーなどを扱った4篇が少しずつ繋がって…という構成がおもしろい。細部に突っ込みどころがないではないが、気軽に読む分には楽しめます。Episode2は予想外に怖い。

木々津克久「兄妹(キョウダイ)(1)」

「名探偵マーニー」に続く、木々津克久氏の学園ミステリー。探偵役はマーニーと同じく女子ですが、相棒としてガイコツ警官となった兄を据え、悪霊退治的な要素をプラス。妹は頭脳と行動力、兄は霊的なパワーと、異なる特徴を活かして事件を解決します。1巻を読んだ限りではそれぞれの軸がもうひとつ噛み合っていないかな?という印象ですが、連載ものなのでこれからこなれてくるんじゃないかと期待しています。

那州雪絵「魔法使いの娘(1)」「魔法使いの娘ニ非ズ(1)」

陰陽師の父を持つ娘が主人公の退魔漫画。「魔法使いの娘」は全8巻完結、「~ニ非ズ」はその続編で連載中…ってスミマセン。この作品、まだそれぞれ1巻しか読んでいません。おもしろい、おもしろいけど金が無い!ってことで購入保留中。いずれ必ず読みます。

【追記】全巻購入しました!

怖いけどつい読んでしまうオカルト漫画

佐々大河「ふしぎの国のバード(1)」

1878年の6月から9月にかけて東京~蝦夷を旅し、『日本奥地紀行』を記した実在のイギリス人女性冒険家「イザベラ・バード」を主人公に据えたトラベルもの。明治初頭の日本を舞台にしながら、バードと通訳・伊藤鶴吉、他イギリス人の英語での会話は日本語表記、それ以外の日本人のセリフはミミズ線であらわされる、というスタイルが斬新。またところどころで描かれる19世紀後半の日本の文化・風俗の描写にとても興味をひきつけられます。日本人なのに知らないことがいっぱいあるなぁ。

とはいえ、実際のバードは日本滞在時に40代後半だが作中描写はどう見ても20代だったり、無愛想イケメンな伊藤鶴吉の人物像など、漫画表現としてのファンタジー要素が多少入っているであろうことは頭に入れておく必要があるでしょう。ですがそれをさっぴいてもフレッシュな魅力のある漫画。画力も抜群なので、興味を持たれた方は試し読みからどうぞ。電子書籍って便利。

加藤元浩「Q.E.D. ー証明終了ー(50)」

天才少年・燈馬くんとその助手?水原さんが事件を解決するミステリー漫画もついに50巻。「観測」と「脱出」の二編を収録。「観測」は科学要素と人生に対するメッセージがきれいにまとまっていて、実にQ.E.D.らしい。この50巻と49巻は単行本描きおろしで、シリーズはついに50巻で終了。現在は「少年マガジンR」にて、新シリーズ「Q.E.D. iff ―証明終了―」が連載中とのこと。こちらもいずれ感想など。

まとめ

以上、2015年6月に読んだ漫画、でした。ジャンル・媒体・ターゲットなど相変わらず統一されていないラインナップですが、ご覧いただいた方の心の琴線に触れた作品はありましたでしょうか。ご紹介した半分以上は電子版を試し読みできると思うので、そちらもチェックしてみてください。おすすめは高山和雅「天国の魚(パラダイス・フィッシュ)」。ってこれは試し読みないですね。ゴメンナサイ。

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