ほのぼのお料理漫画「甘々と稲妻」はスゴイ。そして深い。 | ネットタイガー

ほのぼのお料理漫画「甘々と稲妻」はスゴイ。そして深い。

久しぶりに「これは!」という漫画に出会いました。 雨隠ギド氏の描く「甘々と稲妻(あまあまといなずま)」です。

妻に先立たれた数学教師・犬塚と、その一人娘で保育園児のつむぎ。親子の悩みは食事。犬塚は帰宅も遅く、料理の心得も無い。ゆえにつむぎは手作りの食事に飢えていた…。そんな時、親子は花見で、弁当をほおばりながら涙ぐむ女子高生・小鳥に出会う。やがて三人は協力して料理に挑戦するようになるが…?

…というのが主なあらすじ。この漫画の魅力は、なんといってもキャラクターの表情。どのページを見ても、表情がころころ変わって飽きない!豚汁にほっこりしたり、弁当のからあげに目の輝きを見せるつむぎと小鳥など、その笑顔を見ているだけで読者の口角も思わず上がってしまいます。

そしてどの表情にも共通して存在しているのは、必ず何がしかの「気持ち」が詰まっていること。

母を亡くした娘に、おいしい食事を食べさせたい犬塚。

おいしい、わくわくするようなごはんを作って心ゆくまで楽しみたいつむぎ。

料理研究家として多忙な母に会えない寂しさを隠し、しかし料理をすることで母とつながっていたい小鳥。

三者三様の、しかし料理を、家族を愛する心が、そこに見えます。

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三人の食事シーンにほっこり

そして「深いなぁ…」と思ったのが、風邪を引いたつむぎが、犬塚と小鳥が協力して作ったごはんを夢中で食べるシーン。つむぎの食事をやさしく、愛おしそうに見つめる犬塚。 一緒に食卓を囲む小鳥は、それを見て「おいしい…」と感じます。

注目は小鳥の視線。食事は見ずに、犬塚親子を見ている。小鳥は「ごはんがおいしい」からだけではなく、人と、(擬似的だが)家族と囲む食卓に安心し、その雰囲気を思わず「おいしい」と表現する。これは深い…。

他にも全巻を通して、何度も読み直したくなるシーンが連発。「雨隠ギド」氏の作品は初めて読みましたが、気持ちのこもった多彩な表情を描ける、すごい漫画家さんだと思います。というわけでほのぼのお料理漫画「甘々と稲妻」、続きが待ち遠しいおすすめの作品。 機会があればまたごらんください。ほっこりすることうけあいです。

【追記】
2015年11月現在5巻まで出ているので、各巻について一言感想を追記しました。

2巻。友人のしのぶが好意から料理作りの手伝いを志願。しかし三人の関係が壊れそうなことを危惧する小鳥の複雑な気持ちがいじましい。

3巻。小鳥の母がお店を再開?喜びつつも、料理を作ってきた居場所が無くなるかもしれないことを寂しがる犬塚・つむぎ・小鳥。三人が料理を通じて繋がってきたのだなぁ、と感じさせてくれるお話です。

4巻。犬塚が調理中に包丁でケガを。それを見て怖がるつむぎ、そして小鳥は過去のトラウマが…。包丁が苦手、という小鳥の原点を描いたエピソード。怪我するとやっぱり怖いですよね。

5巻。つむぎのお誕生会のためにドレスを縫う犬塚センセがすごい。5巻まで話が進むと、何だか親子の世界につい感情移入してしまいます。ほっこり。つむぎのおとうさんが初登場。

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